ひぐらしのなく頃に業 原作準拠で考察 綿騙し編梨花まとめ
前回の続きで、梨花について考察します。
「基本は原作”解”までに準ずる世界で、梨花が舞台を全て知っていることだけが異なる」という前提でまとめました。
また、考察の横に自信の度合いを☆で表記してみました(3段階)
梨花関連
『鬼騙し編』と同様に富竹・鷹野は自分達の車や自転車を置いて行方不明となりました。
「どのカケラで同じことが起こる→誰かの強い意思によるもの」という法則が成り立つならば、”解”までの世界とは別の意思が介在していることになります。
そのため『鬼騙し編』の出来事と合わせて考察していきます。
富竹・鷹野の逃走は梨花の行動の結果 ☆☆☆
富竹の逃亡をもたらした意思としてまず考えられるのは梨花で、舞台の全てを知った彼女なら、富竹に鷹野の画策の証拠を示すのも不可能ではないでしょう。
『鬼騙し編』で富竹が行方不明になった際も梨花は慌てるどころか普通に部活に参加していたことから、梨花は富竹が生きていることを知っていたと考えられます。
また奉納演舞前に富竹の頭を撫で、富竹が「ありがとう」と返したシーンも「梨花の行動の結果、富竹は鷹野を救うことができた」と考えると自然な気がします。
(逆にそうでない場合、これから祭具殿を暴くであろう富竹は平気な顔で「ありがとう」とは言えない様に思えます)
ただしこの場合に辻褄が合わないのが綿騙し編で、梨花は「富竹の行方不明」という状況を「あの二人ももう死んでいるわ」と表現していました。この梨花は鷹野が富竹と逃走する事態を全く想定できていません。
目が赤い状態の梨花は記憶や人格が異なる ☆☆
梨花が『綿騙し編』で富竹の死を確信していた理由として、「圭一と話した際の目が赤い状態(以下オヤシロモード)の梨花は綿流しまでの記憶がない」と考えると説明がつきそうです。
”解”までの世界でも、梨花がカケラを渡る際に次の世界の記憶は引き継いでおらず、毎回羽生に状況を聞いていました。
同様にオヤシロモードの梨花は「その世界で梨花がした行動」を把握しておらず、羽生もいないため富竹生存の発想に至らなかったのではないでしょうか。
『鬼騙し編』2話冒頭で「私たちの未来を取り戻す」と意気込んでいた梨花は
- 『鬼騙し編』で圭一を疑心暗鬼から救う
- 『綿騙し編』で魅音に人形を渡すように促す
などの行動をしており、富竹の逃亡もこの梨花の行動の成果と考えれば説明がつきます。
この場合、『鬼騙し編』1話ラストで梨花はオヤシロモードになっていたため、オヤシロモードの梨花は入ったり出たりできるということになりそうです。
なお参考程度ですが、『鬼騙し編』2話冒頭でカケラの世界から戻る場面でも梨花の目は赤くありませんでした。
オヤシロモードの正体は新キャラ ☆
梨花のオヤシロモードの正体ですが、OPで不敵に笑っていた羽生らしき影が有力候補でしょう。
ただしあれが羽生とは少し考えづらく、新しい登場人物の何者かと考えた方が自然に思えます。
現状得られる情報では根拠はありませんが、祭具殿のオヤシロ様象の頭部が割れていたことや、「新アニメをやるなら新キャラの黒幕くらい居そう」というメタ視点で考えると結構あり得そうじゃないでしょうか?